女性の不調や病気の根っこに冷えが存在
女性の多くが悩む体の冷え症。
なぜ冷えが体に悪いのか、体の冷えから起こる不調や病気のメカニズムを説明しています。
肩こりや頭痛、腰痛、生理痛、便秘、下痢、むくみ、めまいなどの不調の原因、それは「体の冷え」にあるのです。冷えをそのままにしておくと大きな病気を呼び込む恐れもあるほどで、女性が悩む不調や病気の根っこには「体の冷え」があります。
体の冷えは血流を悪くし、負の連鎖を生み出します
女性の不調や病気の根っこには体の冷えがあります
冷え性と言っても、寒さを感じる度合いが一般の人より強く、とにかく寒いのが苦手なのか、それとも体全体は寒くないのに、夏でも手足や下半身が冷えているのかなど、冷え性のタイプはいくつかあるのが見受けられます。あるいは、冷え性の自覚はないけれど、肩こりや頭痛、腰痛、生理痛、便秘、下痢、むくみ、めまいなどのトラブルに悩まされていないでしょうか。
こうした不調の原因が、じつは「体の冷え」にあるのです。
冷えをそのまま放置しておくと、がん、子宮筋腫、卵巣脳腫、不妊症、心臓病、腎炎といった病気を呼び込むおそれさえあります。
女性が悩む不調や病気の多くの根っこには体の冷えがある、と言っても過言ではありません。逆に言うならば、体の冷えをとること、体を温めることで不調から解消され、健康な体を手にすることができるのです。
体の冷えが引き起こす 体内で起きる、さまざまなヤバイこと
どうして体の冷えが不調や病気へとつながるのか、簡単にそのメカニズムを説明しましょう。
体が冷えると、まず血流が悪くなります。血液は必要な栄養や酵素を臓器へ運び、それと同時に老廃物などを回収するという大切な役目があり、血流が悪くなれば当然ながら臓器の働きに影響を及ぼします。肩こりや生理痛といった痛みも、冷えてその部位の血流が悪いために起こると考えられます。体全体が冷えて体温が1度下がってしまうと、免疫力が約30%も低下します。ウイルスや病原菌が体内に侵入したとき攻撃する役目があるのですが、この働きが低下したらどうなるでしょうか。
老廃物は体内に溜まるし、ウイルスや病原菌に対する抵抗力が弱くなります。その結果、疲れやすく、風邪を引きやすいといった状態を招いてしまうのです。
免疫力だけでなく代謝も下がります。体温が1度下がると代謝は12%低下し、糖分や脂肪の燃焼効率が落ち、ひいては糖尿病や肥満を導きやすいと推定されます。それに、余分な水分がうまく排泄されず、むくみの原因にもなりかねないのです。
熱を生み出す主な部位
生命維持に欠かせない 熱を生み出す主な部位
体が熱を生み出す仕組みを「熱産出」と言い、体内のあらゆる臓器、器官で行われています。体が熱を生み出すことで体温が保たれ、人間の生命や健康が維持されるのです!
熱産出比率:
脳 18%
心臓 11%
肝臓 20%
腎臓 7%
骨格筋 22%
皮膚 5%
その他 17%
ポイント
骨格筋以外の筋肉を合わせた筋肉全体で4割以上の熱を産出している。
体の冷えを改善して 体を温めることが健康と美容への近道です!
現在、日本人の2人に1人はがんを発症!このこと、ご存知ですか?
がんを患う人が増えている背景にも、体の冷えが関与しているのではないかと考えられています。何故ならば、ガン細胞が最も繁殖しやすいのは体温35度台というデータがあり、35度台の人が増えている最近の日本人は、ガン細胞が増殖しやすい体になっているという訳なのです。
体を温めることが健康と美容への近道です!
体温が1度下がると免疫力は約30%下がりますが、反対に1度上がれば免疫力は5〜6倍にもアップするということがわかってきました。
まずは血液が温まって血行が改善される。各臓器や器官に酸素や栄養素が十分に運ばれるようになり、機能が活性化して免疫力や代謝が向上するのです。36度未満の低体温になると排泄にも障害が生じます。これは、排泄をつかさどる腎臓がもっとも冷えを嫌うからなのです。体温が上がれば腎臓の調子もよくなり、頻尿、乏尿といった排尿トラブルが改善されます。
体を温めれば、よいスパイラルが生まれるのです!