体が冷えるタイプ別症状 指先や爪先といった末端部分の体が冷える

指先や爪先といった末端部分の体が冷えるタイプ

 

特に10代、20代の女性でが体が冷える箇所で最も多いのが末端冷えです。
体温はわりと高いのに末端の手足が冷えているのが特徴で冷房が苦手な人が多いです。

 

不調箇所
・手足が冷えて寝つきが悪い
・手足のしもやけ
・性る通、生理不順がある
・寝起きが悪く、立ちくらみする

 

体質・体型
・冷えるわりに体温はある
・顔色は青白く、ニキビなどの肌荒れ
・月経量は多いほう
・比較的ほっそりした人が多い


手足が冷たく、温まりにくい

体温は36度以上あるのに手足が冷たく、温まりにくい

 

10代、20代女性で、もっとも多い体が冷えるタイプが末端冷えです。指先や爪先などの末端部分が冷えることからこう言います。よく布団に入っても足先が冷たくてなかなか眠れないと訴える方がいますが、ときに痛みを感じるほど冷たい方もおられるほどです。痛みとかゆみを伴うしもやけも辛いです。足がつったり(こむら返り)むくむこともあります。

 

月経量は多いほうですが、生理痛や生理不順といったトラブルを抱える傾向があるようです。月経量がが多いので顔色は青白く、立ちくらみもたびたび起こします。基本的に運動嫌いだから、体力はあまりありません。ニキビなどの肌荒れの悩む女性も多くいます。

 

このタイプの冷えの特徴は
体温はわりと高いのに末端の手足だけが冷えている状態なことです。手袋や靴下などで手足をカバーしても温まりにくい。使い捨てカイロを貼った直後は温かくなるものの、カイロの効果が薄れるにつれて手足は再び冷たくなってしまいます。根本的な原因は、筋肉量の不足です。男性に比べて女性に冷え性の人が多いのは筋肉量が少ないからです。体温の4割以上は筋肉で産生されます。筋肉は熱をつくり出す最大の器官です。これは冷え性改善の重要なポイントですから、しっかり覚えておきましょう。

 

筋肉量が少ないと、末端の手足が冷えるのはなぜでしょうか。筋肉には血液を送るポンプのような働きがあります。末梢血管を一生懸命に収縮させて体温を維持するわけですが、筋肉量が少なかったり筋肉の働きが小さいと血行不良になり、末端の手足まで血液が届きにくいのです。

 

どうすればいいのか。
当然ながら筋肉量を増やすことです。いちばんのお勧めは有酸素運動のウォーキングです。有酸素運動は代謝を高めます。運動嫌いの人やまとまった時間がとりにくい人でも、電車やバスで通勤する方なら、ひと駅かふた駅手前の駅で降りて歩きましょう。主婦の方なら少し遠いスーパーへ歩いて買い物へ行くなど、毎日の生活に無理なく取り込んで習慣化しましょう。

 

寒さに敏感なので、外気に対する寒さ対策はマメなほうですが、手浴や足浴に食事など体の芯から温まる方法も意識しましょう。

体が冷えるタイプ 末端冷えの主な症状とその対策!

末端冷えタイプの主な症状

 

立ちくらみ
冷えは血液のめぐりが悪くなる。栄養素や酸素を全身に運んでいる血液の働きが悪くなると、エネルギー産生も代謝も落ちてしまい貧血につながります。

 

運動が苦手
普段から体を動かすことがない人は筋肉量も少ない。そのため、血液を体中へ送るポンプが弱いため体の末端が冷えるのです。

 

ココが原因

↓ ↓

熱を産出する筋肉がもろくて弱い

 

スグ出来る対策
@体を動かすことを厭わない
Aシャワーをやめる
B寒い、寒い縮こまらない

 

運動して筋肉強化すること!

末端冷え性の冷えとり対処法

下半身を中心に全身の筋肉を適度に動かすウォーキングは、足裏を刺激して末端に滞りがちな血液に流れを与え、体を温めます。どんな冷えタイプにも効果的です。

 

ウォーキング ポイント!
背筋を伸ばし、肘を軽く曲げて腕を後ろにに引きます。腕をリズミカルに振りながら、足は膝を曲げずにかかとから着地して地面を蹴るようにして進みます。目線はまっすぐ前を見て。歩幅はいつもと同じで大丈夫です。お尻とお腹に力を入れて自然呼吸で歩きましょう。

 

年代別の歩数と速度の目安
20〜30代  10000歩(85m/分)
40代      9000歩(80m/分)
50代      8000歩(75m/分)
60代      7000歩(70m/分)
70代以上   6000歩(60m/分)

 

末端を温める
寒い日に外出から戻ったとき、あるいは夏の冷房ですっかり体が冷えてしまったときなど、手浴や足浴は手軽に冷えをとることができます。生理などで湯船に入れないときも、足浴にすれば末端が温まってよく眠れます。でも、根本的に冷えをとるにはやはり運動して筋肉をつけること。ウォーキングはもちろん、エスカレータではなく階段を使うなど日常から運動をとり入れてみましょう。

 

冷えとりに効くマッサージ

指はさみ
手指先の冷え改善
両手の指を交差させて組む。全部の指に力を入れて、それぞれの指と指の間や指の側面をはさむように押し合う。押し合いながら少しずつ指を上にずらしていけば効果的です。

 

土踏まず揉み
冷えからくる生理痛軽減
土踏まずの内側の側面を手の親指で揉むと、生理痛が緩和される。足の親指からかかとにかけて上から順に5往復ぐらいを目安に、両足の土踏まずの内側を揉む。

 

手足握手
手足の冷え改善
手の指を足裏側から足の指の間に入れて、握手するようにギュッと握っては緩める。これを湯船の中で数回、左右交互に繰り返せば血流がよくない、手足がポカポカになります。

 

太衡
強い足先の冷え解消
足の甲側で、親指と第二指の骨が交わるところにある太衡というツボは、足先が痛いくらい冷えるときに効果あります。親指で左右5,6回ずつ押すといいでしょう。

末端冷え おススメの冷えとり

メソッドとアイテム

 

手浴
洗面器にやや熱めの湯を入れ、手首から先に湯につける。このとき粗塩をひとつまみ加えると湯が冷めにくい。湯が冷めたら熱い湯を足して、10〜15分くらい行う。

 

ストレッチと筋トレ
体温の約4割は筋肉から作られるため、ストレッチと筋トレで温めましょう。ストレッチは呼吸を意識して行うのがコツ。おススメの筋トレは、負荷のあまりかからない壁腕立てから始めましょう。

 

大根葉の手づくり薬湯
1週間ほど天日干しした大根の葉を10〜15分間ほど煮出ししたものを湯船に入れる。血行が促進される生理痛の改善も期待できます。