体を温める方法 睡眠

冷えている人の特徴として、足が冷えて寝つきが悪い、夜中、何度も目を覚ますなど睡眠のトラブルを抱えている人が多いです。
冷えが原因でちゃんと眠れていないいないのは確かですが、じつは睡眠の乱れが冷えを助長しているという面もあるのです。

 

よい睡眠を得ているひとは、自律神経が安定していてオンとオフの切り換えがスムーズに行えています。熱を生む力があり冷え知らずです。

 

睡眠の乱れを直すことで得られる3つのポイント!

交感神経と副交感神経の切り換えがスムーズになります
夜間に、内臓をきちんと休ませることで翌日の朝は体温が上昇します
冷えのほか、頭痛やだるさなどの不調が解消されます

 


よい睡眠で冷えにくい体にしましょう

睡眠の乱れが冷えを招いてしまいます。よい睡眠で冷えにくい体にしましょう。

 

冷えている人は、足が冷えて寝つきが悪い、途中何度も目を覚ます、など、睡眠に関するトラブルを抱えていることが少なくありません。冷えが原因で快眠や安眠などを妨げているのは確かですが、実は睡眠の乱れが冷えを助長している場合もあります。
本来、人間の体は朝目覚めた時に交感神経のスイッチが入り、体温が上昇して熱を生み出し活動モードになります。一方、夜は交感神経に代わって副交感神経が優位に立ち。体温もだがって自然に眠くなるのです。ところが現代の暮らしは、夜になっても仕事や雑事でなかなかリラックスできません。ゲームや趣味に没頭してしまうこともその原因です。そうすると、いつまでも体と脳は交感神経に支配され興奮状態が続くのです。
夜更かしして、ついスナック菓子や夜食などをすれば、内臓はいつまでも休めずに血流やエネルギーは腹部に集まったままで、朝シャワーだけでは血行も改善されず、交感神経も働かず、体は冷えたままです。こんな生活を続けていれば冷え以外に頭痛やだるさなどの不調を抱え、最悪の場合はうつ病を発症することもありますから、睡眠の乱れを改善して冷えにくい体をつくることを心がけましょう。

よい睡眠を得るなら!これだけは押さえておきたい

これだけは押さえておきたいポイント!

 

1、睡眠時間の長さはあまり気にしない
睡眠時間の確保を第一に考えないこと。時間の長さよりも午後10時から午前2時までのこの4時間の睡眠が大事で、できれば午前0時までに寝るようにして決まった時間に起きる。といった、規則正しいリズムを作るのが大事です。

 

2、食事は就寝の3〜4時間前までに摂りましょう
食事は就寝時の少なくとも3時間前できれば4時間前に終わらせましょう。胃腸が働いていると、なかなか寝つけません。消化吸収に3〜4時間かかります。また反対の空腹感を覚えても眠れません。葛湯やカモミールティーなどの温かい飲み物を飲みましょう

 

3、カフェインを含む飲み物は避けましょう
カフェインは眠りを妨げます。夕食後はカフェインレスの飲み物、そば茶、ゆず茶、しょうが茶、麦茶、昆布茶などがおすすめです。コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラなど多くのスタミナドリンクにはカフェインが含まれています。

 

4、ゆっくり湯船につかる
湯船につかる入浴は睡眠誘導に効果的です。38〜40度くらいの、ぬるめの湯に20〜30分くらいつかると体の芯から温まり、副交感神経が優位になり安眠へと導いてくれます。熱い湯は交感神経の働きを活性化してしまうから避けましょう

 

5、ストレッチなど軽めの運動をしましょう
ふとんやベッドの上でストレッチなど軽めの運動を行うと、筋肉がほぐれて血行がよくなります。副交感神経が刺激されてリラックスした気持ちになり、やがて眠りにつきます。一方、呼吸が乱れるような運動は神経が高ぶってしまうので逆効果となります

 

6、パソコンやスマホをいじらない
パソコンやスマホの画面の光は交感神経を刺激します。寝る前にメールチェックしたり、布団に入ってからもLINEでやり取りしていたら、神経が高ぶって寝そびれてしまうこともあります。少なくとも1時間前には電源を切って視神経を休めましょう

 

7、自分の体に合った枕を使いましょう
体に合っていない枕を使っていると、夜中に何度も目を覚ましたり起床時に肩がこっていることもあります。背骨のS字カーブに沿って、バランスよく頭と首を支えてくれる枕がベストです。自分の体に合った枕を選びましょう

 

8、ジャージを寝巻き代わりはよくない
ジャージ姿でくつろぐのはかまいませんが、寝るときは必ずパジャマなどの寝巻きに着替えましょう。これは一種の睡眠儀式です。歯磨きなどと同様で寝る前に行うルーティンによって、脳と体が眠りへと入っていきます

 

9、睡眠環境を整えましょう
真っ暗闇よりも関節証明などの弱い光の方が眠りやすいです。眠りへと誘導するようなCDや気分が落ち着くアロマや、肌触りのいい寝具などで睡眠環境を整えることも快眠を得るための大事なポイントです

 

10、陽の光を浴びて1日を迎えましょう
よい眠りとは、それは起床時に鍵があります。太陽の光を浴びると自律神経が整えられ、交感神経が活性化します。血圧も体温も上昇し体も脳も目覚めます。交感神経と副交感神経との切り換えがスムーズになり夜になると自然に眠くなります