冷えとりに 入浴 は効果絶大!
普段の生活で入浴は欠かせません。体の冷えとりに入浴は威力を発揮します。
シャワーだけで済ます方も多いですが残念ながらシャワー浴では体の芯から温まりません。
湯船のお湯の温度においても熱い湯とぬるい湯では温度によってその効能に違いがあるのです。
体の芯からポカポカと温めるなら湯船につかるのが大きなポイントとなります。
体の冷えをとるならゆっくり湯船に浸かって血流改善を促しましょう!
体の冷えを改善 お湯の温度調整
お湯と温度の調整
熱い湯 (40〜42度) |
ぬるい湯(38〜41度) |
|
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自律神経 |
交感神経が働き緊張する |
副交感神経が働きゆったり |
心拍(脈拍) |
活発になる |
ゆるやかになる |
血圧 |
急に上昇 |
不変または低下 |
胃腸の働き |
胃液の分泌が低下 |
胃液分泌の促進 |
入浴時間 |
10分以内 |
20〜30分 |
適応症 |
胃酸過多、寝起きが悪い、 食欲旺盛の人 |
不眠症、ストレス、 胃腸虚弱、食欲不振の人 |
注)心臓や呼吸器系に疾患がある人や著しく体力が低下しているときは、湯船につかると逆効果になる場合もあります。主治医などに相談したうえで行ってください。また、気分が悪いなどの不調を感じたら、直ちに湯船につかるのはやめましょう。
体の芯からポカポカに
最近は暑い季節だけでなく1年中、シャワーで済ませる人も少なくないようです。忙しいからでしょうか。でもシャワーでは体の表面しか温まりません。お湯の温度で温められた血液は流れがよくなり全身に巡って体全体が温められるのです。首まで湯につかることによって下半身に水圧がかかり、むくみが改善される効果も。体が温まれば免疫力も上がるので病気予防にもなります。
ぬるめの湯にゆっくりつかるか、それとも熱めの湯に短時間つかるかは、その作用や効果が異なるので体調や症状に応じて心地よいと感じる温度で入るといいでしょう。たとえばストレス疲れで寝つきが悪い場合、38度〜41度のぬるめの湯に20〜30分入ると、副交感神経に働いて血管が拡張し、心身ともにリラックスできます。一方、低血圧で寝起きの悪い人が朝シャキッと目覚めたい時は、42度程度の熱い湯に3分程度入浴。すると交感神経を刺激して心拍数・血圧が上昇し臓器や器官の働きを活発になります。
湯船につかる入浴効果
湯船につかる入浴法 7大効果!
湯船につかることで冷えが改善!健康や美容にも効き目絶大!メンタルケアにも期待有り!
血流がよくなり内臓や筋肉へ酸素や栄養がスムーズに運ばれます。
水圧が体にかかることで、腎臓の血行がよくなって働きが活性化。排尿が促進されます。
皮脂が分泌され、汗と混じることで皮脂膜を形成します。潤いのあるしっとり肌へ。
ぬるめの湯にゆっくり入ると、ストレスを和らげるホルモンが脳内から分泌されます。
浮力の関係で体重は通常の10分の1以下に。筋肉や関節もこわばりや痛みが軽減されて動きが楽に。
芯から温まり体温が上昇すると、ウイルスや細胞を撃退する免疫細胞が活性化します。
ぬるめの湯につかると、血栓を溶かす作用のある酸素が多量に生成され、血液サラサラ効果が期待されます。
半身浴の方法とポイント!
半身浴 ポイント
水位
みぞおちより下の部分だけ湯につかり、手や腕は出しておく
湯の温度
38〜41度
入浴時間
20〜30分
入浴後は、水分を適度に補給することも大切ですが、市販のジュースや牛乳、アルコールなど冷たい飲み物は避け、なるべく温かい飲み物やそれを冷ました方がいいです。季節と体質によって、湯の温度や入浴時間は調整してください。
温め効果絶大!冷え対策に欠かせません。
半身浴はみぞおちより下の部分だけ、湯につかる入浴法です。しかも38〜41度のぬるめの湯にゆっくりと30分ほど浸かるのがポイント。そんな時間勿体ない、30分間も何をすればいいのか?という方、こんな過ごし方はいかがですか。濡れても大丈夫な本や雑誌、コミックなどを浴室に持ち込んで、浴槽のフタを机代わりに読書タイム。あるいは浴室の電気を消してキャンドルの灯りで瞑想する。入浴後も湯冷めしにくく、ポカポカ感が持続します。
冬は入りたてが寒いので事前に浴室を温めるか、バスタオルなどを肩にかけたり、あるいは全身浴で体を温めてから半身浴するなど工夫してください。
水分の摂りすぎが冷えの原因のひとつと説明しましたが、半身浴は驚くほど汗が出るので冷えとりにはとても有効です。継続して行えば、東洋医学で言うところの「水毒」も改善されるでしょう。ぬるめの湯は副交感神経を刺激して血液循環がよくなるなどさまざまな効果があるものの、全身浴は水圧の負荷が強いため、心臓や呼吸器系に疾患のある人は半身浴のほうがおすすめです。
足浴の方法とポイント!
足浴
とくに足が冷える人や足のむくみが気になる人におすすめです。
たらいや洗面器に熱めのお湯をくるぶしから下がつかる程度に入れ、粗塩をひとつまみ加えて両足を浸します。時間は10〜15分。途中熱湯を入れたポットなどを用意し湯が冷めないように差し湯をするといいでしょう。足浴はリラックス効果があり、悪寒がするときや疲れたときなどいいでしょう。
手浴の方法とポイント!
手浴
手足の血行が悪くなると、体全体の冷えが改善されないばかりか、心臓に多くの負担をかけてしまいます。手足などの末端を温めて、血行を改善しましょう。
手浴の方法は足浴と一緒で、手首から先を浸します。肩こりや二の腕のだるさ、肘や手首などの関節の痛みの緩和が期待できます。
手づくり入浴剤で温まりましょう!
手づくり入浴剤
粗塩
全身浴・半身浴ならひとつかみ、足浴や手浴ならひとつまみの粗塩をそのまま入れます。ただし皮膚に炎症がある場合はしみるので注意してください。
生姜
150g(中サイズ1個ほど)をすりおろし、手ぬぐいなど木綿製の袋、あるいはお茶やだし用の袋に入れて、湯船に入れます。
みかん
3〜5個分の革を1週間程度天日干しして乾燥させたものを、そのまま湯船へ。湯の汚れが気になる場合は手ぬぐいなど木綿製の袋に入れて使用してください。