体を温める 食材辞典
すでに体が冷えている状態の人は、体を温める性質の陽性食品や、陰性食品にも属さない間性食品を積極的に摂取しましょう。
まずは、冷えを取り除き、体温を高めることから始めましょう。そのためには、陽性食品や陰性食品などの食材を知リその性質を知ることが大切です。
体の冷えをとり、体温を高め健康になる食材を案内
体を温める 食材辞典
野菜
かぼちゃ (間性食品) |
風邪予防、美肌効果、動脈硬化、老化防止に働きます
βーカロテンやビタミンC、Eなどが多く含まれ、血管壁や粘膜を丈夫にして血管を守ります。抗酸化成分によって感染症やがんの発症を抑えてくれます。体を温める効果もあるので、スープやみそ汁などにすれば冷え対策には最適の野菜です。 |
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人参 (陽性食品) |
美肌効果に老化防止、生活習慣病予防にも効果発揮 |
トマト (陰性食品) |
免疫力アップの効果、血管若返りと整腸作用も働きます
カロテノイドの1つ、赤い色の成分リコピンは免疫力を高めます。血管を若返らせるビタミンCやルチン、あるいは整腸作用と便秘を改善する食物繊維も豊富。ただし陰性食品なので、温め作用のある塩をかけるか、加熱するといいでしょう。 |
果物
バナナ (陰性食品) |
血圧調整や利尿作用のほか便秘改善にも役立ちます
血圧の安定や利尿作用のあるカリウムを多く含み、消化吸収されやすく、短時間でエネルギーに変わるため忙しい日の朝食などがよいです。便秘改善や整腸作用のある食物繊維やオリゴ糖も豊富です。陰性食品ゆえ食べすぎには注意が必要です。 |
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スイカ (陰性食品) |
利尿作用でむくみ解消、膀胱炎にも効果があります
含まれるカリウムの利尿作用で水分代謝が促され、むくみの解消に役立ちます。解熱作用もあり発熱性の急性腎炎や膀胱炎などを患ったとき、その利尿や解熱作用で改善効果が期待。ただし陰性食品なので健康な人は塩を振るとよいです。 |
りんご (陽性食品) |
コレステロール値低下、糖尿病と便秘改善
食物繊維のひとつ、ペクチンが豊富です。コレステロール値や血糖値の上昇を抑える作用があります。また、腸内の善玉菌(乳酸菌)を増やして便秘や下痢を解消します。腸内環境が整えられることで栄養吸収がよくなり疲労回復にも効果的です。 |
豆類
納豆 (陽性食品) |
血栓を溶かし、美肌効果やむくみも改善します |
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小豆 (陽性食品) |
高血圧の予防、便秘やむくみの改善
カリウムで血圧を安定させ、サポニンの排尿効果でむくみをとり、食物繊維で便通をよくします。 |
大豆 (間性食品) |
更年期症状の緩和、コレステロール値の低下が期待
女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンが更年期症状を軽減するほか、リノール酸を多く含みます。 |
穀類
そば (陽性食品) |
脳卒中や認知症の予防、ダイエットにも効果的です
希少タンパク質が豊富。全部で9種類ある必須アミノ酸のうつ8種類も含まれます。脂肪の増加を抑えるアミノ酸もありダイエットにも効果的です。血管を強くして脳卒中を防ぐルチン、認知症防止に役立つポリフェノールやコリンも含まれます。 |
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玄米 (陽性食品) |
疲労回復や脳の活性化、食物繊維で便秘改善などの働きが期待
胚芽部分を除いた白米に対して高い栄養価を誇る玄米。ビタミンB1が豊富で疲労回復、脳の活性化を促進させます。腸内環境に効果的な食物繊維も多く、便秘改善に役立ちます。また、血中コレステロールを下げるリノール酸も含まれています。 |
魚介類
イワシ (陽性食品) |
認知症や血栓症のほか、骨粗しょう症の予防にも繋がります
脳を活性化するDHA,血栓を予防するEPAが豊富。カルシウムが豊富で一緒に吸収したいビタミンDも含まれています。 |
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サケ (陽性食品) |
動脈硬化予防とボケ防止、血行を促進して冷え改善が期待
タミン類を多く含み、血行をよくして冷えを解消します。EPAやDHAで動脈硬化の予防やボケ防止に効果的です。 |
あさり(陽性食品) |
貧血と骨粗しょう症、肥満予防で女性の味方
低脂肪、低カロリーのタンパク源。造血作用のある鉄分にビタミンB12のほかカルシウムやマグネシウムも含まれています |
飲み物
日本酒 (陽性食品) |
血行を促進して美肌効果やがん予防の報告もあります
間性の米が原料のため冷酒は間性で、温めると陽性になります。血行を促進し新陳代謝を活発にします。 |
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ビール (陰性食品) |
利尿作用と胆石排泄の効果が期待
麦芽を原料とするビールは陰性。運動や入浴後に飲むビールは、残念ながらせっかく温めた体を再び冷やします。 |
紅茶 (陽性食品) |
風邪、冷えに最強コンビしょうがを足すとよい
緑茶やコーヒーは陰性ですが紅茶は体を温めます。風邪や肥満予防、疲労回復、ストレス軽減に効果的です。 |
体が冷えている陰性体質の人は、体を温める陽性食品や、陰にも陽にも属さない間性食品を積極的に摂取して冷えをとり体温を高める必要があります。
しかし、陰性食品をいっさい食べないという極端な食生活はやはりバランスを欠き、健康的ではありません。
陰性とはいえ、健康な体づくりに欠かせない栄養素や有効成分を多く含む食品も少なくないので、温めたり陽性の調味料を使うなど調理法を工夫して賢く摂り入れましょう。
いずれにしても特定の食材に偏る食生活はあまりおすすめできません。