体を温める 食生活

水の過剰摂取や栄養過多の食事は体の冷えに大きく影響してきます!

 

食べ物である食品には体を温める陽性と体を冷やす陰性とがあり、冷えている人は意識して陽性食品を食べることで、体を温める体内システムが機能します。
とくに冷えの自覚意識がない人は注意しましょう!

 

 

体を温める食生活3つのポイント

1日3食にこだわらず、お腹がすいたら食べる
食べすぎない。とくに夕食は腹は八分目に抑える
無理して水分を摂らないようにしましょう

体を温める 食材を注意して食べましょう

食べすぎ、水分のとりすぎに注意して体を温める食材を摂りましょう

 

現代の人の多くは運動不足です。それなのに1日3食しかも高たんぱく、高脂肪な食事を摂っていたら間違いなく栄養過多になるのは見えています。太るのも心配ですが、体の冷えという観点からも食べすぎは問題があります。それは、消化吸収するために胃腸まで十分に血液が集まり、手足などの末端まで十分に血液が巡らず、手足が冷えてしまうからです。

 

あるいは栄養過多の食生活続けると、代謝しきれない余剰物や老廃物が体内に停滞して血液がドロドロになり、当然、血行も悪くなります。東洋医学ではそのような状態を?血(おけつ)と呼び、血液がスムーズに循環しなくなるため、体を冷やす原因になるのです。
もしかして、水をたくさん飲んだほうが健康にいいとか、肌がしっとりして美肌になると思っていませんか?確かに生命の維持に水は欠かせませんが、必要以上に飲むことはありません。植物でも水をやりすぎたら根腐れするように、水の過剰摂取は体を冷やし血行が悪くなって老廃物が溜まり、排泄にも影響が出てむしろ肌荒れを引き起こす可能さえあります。のどが乾いたら飲む。これで十分なのです。

体を温める食事のコツ 7つのポイント!

温め食事のコツ

 

食品には体を温める陽性と、体を冷やす陰性とがあり、冷えている人は意識して陽性食品を摂りましょう。陰陽の見分け方や陰性を陽性に変えるコツを案内します。
1、寒冷地が原産のものを食べる
陰性か陽性か迷ったら、温暖な地域よりも寒冷地でとれる食べ物のほうが、基本的に体を温める傾向にあります。寒い環境から身を守るため、体を温める性質の食べ物が必要だからです。反対に、温暖な地域・国でとれる、もしくは夏が旬の食べ物は体を冷やす性質があります。体が冷えている人はなるべく原産地が寒冷地の食べ物を選んで料理に上手に摂り入れましょう。

 

2、黒色、赤色、橙色などの暖色系を選ぶ
原則として黒、赤、橙、黄色いった暖色系の食べ物は体を温めます。魚でも白身の鯛やヒラメよりも、赤身のカツオやマグロなどがよいでしょう。肉ならば白っぽい鶏肉より赤身の牛肉、馬肉などです。白砂糖は陰性ですが、黒砂糖は陽性です。ただし例外もあります。コーヒーはエチオピア原産、トマトは南米原産、カレーはインド原産と、暑い地域が原産のため陰性の食品なのです。

 

3、陽の調味料で調理する
調味料にも陰と陽があります。健康にいいと言われる酢は陰性ですが、とりすぎと騒がれる塩は陽性です。水分を排泄させ、血圧を上げて体を温める作用があるからです。陰性のスイカに塩を振りかけると甘みが増すうえに体を冷やす作用を中和してくれます。同じように陽の味噌やしょうゆといった調味料を使って陰性食品を調理すれば、陽性に近づけることができます。

 

4、硬い食感で冬が旬のものを選ぶ
水気の少ない硬く締まった食感の食べ物ほど体を温めてくれます。たとえば、原料が牛乳のチーズ。牛乳は液体だから?まなくてもよく、体を冷やす陰性食品に分類されます。ところが牛乳から水分をとりのぞき、硬い状態になったチーズは発酵食品のため、牛乳よりも温まります。現代人はソフトな食感を好む傾向があるため、陰性食品を摂取しがちですが、陰性食品も乾燥させて硬い食感にしてから食べるといいでしょう。

 

5、ビールよりも日本酒やワイン
お酒はどれも体を温めてくれると思いがちですが、冷えている人の場合ビールや白ワイン、ロックや水割りで飲むウイスキーは、体を冷やすので控えたほうがいいでしょう。冷房の効いた部屋で飲むビールはいけません。日本酒、紹興酒、赤ワイン、ブランデーなどはおすすめです。ただ、ウイスキーや焼酎お湯割りにすれば陽性に変わります。いずれにしても飲みすぎはいけません。1日に日本酒なら2合、ワインならグラス3杯以内に収めましょう。

 

6、陰性体質の人は陽性食品をとりましょう
食べ物と同じく、私たちの体質も陰と陽に分類されます。そもそも東洋医学では男性を陽と捉え、女性を陰とみなします。もちろん女性でも筋肉量が多く、体温の高い陽性体質の人はいますが、水分が多く体が冷えている陰性体質の人が多いのです。そういう人が陰性食品ばかり食べていたら、ますます体が冷えてしまいます。意識して陽性食品を食べるのがいいでしょう。

 

7、陰性食品は温めてとる
白くて食感が柔らかい豆腐は冷たいままでは陰性です。夏は冷や奴として食べたりしますが、冬になったら湯豆腐にすることで陰性から陽性へと。このように、陰性食品も火を通すことによって、陰性にの作用が緩和されます。あるいは塩や味噌、しょうゆなどの調味料と組み合わせて食べるのも有効です。陰性食品も栄養効果の高いものが多いので食べ方を工夫しましょう