水冷え 水分の摂りすぎが冷えの原因

肌の潤いを保つ美容のためや、健康にいいと思っていた水分補給ですが、じつは水分の摂りすぎが冷えの原因なのです!

 

顔や手足のむくみ、夏でも体が冷えたり疲れやすいなど感じる場合は、過度な水分摂取が主な要因です。
改善策として、とにかく摂りすぎた水分を出すことが大事です。


水冷え 不調原因とやってはいけない行動と症状

健康にいいと思っていた水分補給。じつは水分の摂りすぎが冷えの原因
出すことを重視すれば不調は改善されます。

 

ココが不調
汗が出やすくのどが渇きやすい
顔や手足のむくみにこわばり
頭痛や頭重感
夏でも体が冷える、疲れやすい
頻尿、あるいは小尿

 

体質・体型
1日1?以上の水分を取る
睡眠時間が1日5時間以下
起床時体温は35度台
下腹ぽっこり

 

水冷えさんのやってはいけない行動と症状
毎日2g以上の水を飲むようにしている
トイレに行く回数が1日5回以下
靴下の跡がなかなか消えない、指で押したら跡が残る
肌の潤いや美容のために水分をとることに意識しているが、その前に排泄回数の意識が必要

 

今すぐ出来る対策
1、1日1g以上の水分を摂らない
2、デスクワークの多い人は意識して運動をしましょう
3、白くてソフトな食感のものを食べすぎない
4、夜キチンと睡眠をとり、朝は定時に起きる
5、暑い日も冷たい飲料をがぶ飲みしない

 

水分は1日1gで十分。出すことを意識して生活習慣を見直そう!

水分摂取を控える 本来の汗をかきましょう

水分の摂取量を控えて冷えとり、本来の汗をかいて利尿作用をアップさせよう

 

少し歩いたり、食事しただけでドッと汗が吹き出る。だけど手足は冷たいし、朝起きたときに顔がむくんでいる、手が張っている。夕方になると靴下の跡がくっきりなど。摂りすぎた水分を体外に排泄できず、体内に溜まった水分で体の中が冷えている状態です。コップに満ちた水が少しの振動であふれ出るようなもの。常に水分を補給しているのでコップはいつも満杯です。

 

あるいは四六時中、濡れた水着を着ているみたいと表現したらいいでしょうか。濡れた水着は早く脱がなければ、体は冷えきってしまいます。汗が出るわりに冷房は苦手な人が多いのも大きな特徴です。太っていても痩せていても、ポチャポチャした筋肉量の少ない体型、さほど水分を摂っていないという人はすでに腎臓が冷えてしまい、スムーズに尿がでなくなっているのです。

 

水冷えの原因は、明らかに水分の摂りすぎです。
したがって水分の摂取量を控えることが第一です。女性に水冷えが多いのは、比較的若い女性なら、水分を大量に摂取して肌の潤いを保つ美容のためが主な要因です。一方、年配の女性の場合は熱中症を意識してと思われますが、大事なのは水分を摂取するよりむしろ水分を出すことが大事です。

 

サウナや岩盤浴で汗をかくことも良いです。
本来、汗は運動や肉体労働などをして体温が上がったときに出てくるものです。汗をかくことで気化熱として熱を放出します。
ところが水冷えの場合、たいして動いていないのにダラダラと汗をかきます。これは行き場のない水分が出てきているだけなのです。中には1日に2〜3gも飲む方がおられますが、人間の体重の約6割は水分で構成されています。だから水分をしっかり出すだけで、嬉しいことに体重は2〜3sくらいスグ落ちるのです。すなわちダイエット効果もあるのです。

 

水分を補給するならミネラルウォーターや白湯より、なるべくしょうが紅茶など体を温める飲み物が良いです。あるいはカリウムが豊富なリンゴ人参ジュースも適しています。

水冷えの冷えとり対処法

とにかく摂りすぎた水分を出すことから始めましょう
次は必要以上に水分を摂らない。加えてマッサージや食事で体を温め、血流を改善しましょう。

 

サウナ浴
水圧の負担なく高い温熱効果が得られます。発汗作用のほか新陳代謝がよくなり、血管の拡張とともに腎臓の血流が改善されます。
利尿効果も高まるサウナ浴は水冷えの強い味方となります。
1回5〜10分を目安にサウナ浴をし、次は30秒〜1分ほど冷水シャワーを浴びます。これを2〜3回繰り返します。

 

ウォーキング
末端冷えでのやり方と同じで、ウォーキングは全身を無理なく動かすので自然と筋肉がつき、冷えとり対策の万能エクササイズです。
時間をとるのが難しい人は通勤などの外出時に意識して行うと良いでしょう。足元はウォーキングシューズで!

 

冷えとりポイント
女性に人気の岩盤浴
遠赤外線によって、発汗と同時に皮脂腺から汗が出るので溜まった老廃物を排泄するデトックス効果も高く、美肌効果やダイエット効果も期待できます。うつ伏せで5〜10分、その後仰向けで10分ほどが1セット。途中数回の休憩を入れて合計60〜90分くらいが目安。週に2〜3回入るのが適切です。

水冷え 冷えとりに効くマッサージ

〇顔マッサージ
顔のむくみとり
人差し指と中指で顔中心から外側に沿って力を入れ過ぎずに動かしていく。
マッサージオイルほかオリーブオイルなどを使うとよいでしょう。たるみ防止にも効果的です。

 

〇バタ足エクササイ
足のむくみとり
浴槽の中で両足を前へ伸ばして両手を体の両脇で底面につけ、足首をハの字の形にし、そのまま膝から下を水泳のバタ足の要領で上下に動かします。
15回以上するのが目安。

 

〇ふくらはぎマッサージ
血流改善、むくみとり
ふくらはぎは第二の心臓と言われ、ここを常に刺激すれば血行がよくなり心臓の動きを助ける作用が働きます。
下から上へ揉み上げるようにマッサージ。毎日行うと良いでしょう。むくみもとれます。

 

〇足三里
下半身のむくみ解消
循環器系の機能をアップし血流をよくするツボ 足三里 は膝の外側のくぼみから指3本(人差し指、中指、薬指)分下がったところがツボ。
この近辺を親指で数回押すと良いでしょう。

水冷え 冷えとりおすすめ メソッド アイテム

青竹踏み
古くから知られる足ツボ刺激法。冷えをとるほか足のむくみを解消。疲労回復などに効果あります。
10分くらい、傷まなければ毎日行うのが良いです。竹製以外のものでも問題ありません。

 

カリウム食品
りんご、小豆、海藻などカリウムを含む食品は、体内に水分を溜め込む作用のナトリウムと拮抗して働き、余分な水分を尿や汗として排泄します。
それらを摂りいれた献立を考えましょう。

 

温め茶
サウナ浴や運動で汗を流したらコップ1杯程度の水分補給を摂りましょう。
くれぐれも摂りすぎは禁物です。できれば体を温まるほうじ茶、番茶などが良いでしょう。

 

 

体に溜まった水分を如何に出すかです!
必要以上に水分を摂取すると、排泄しきれない水が水毒となり、排尿をつかさどる腎臓が悲鳴を上げるのは無理はありません。腎臓は冷えに弱い臓器なので、冷えをとって腎機能を上げ排尿を促しましょう。