お風呂に入る

冷え性を改善するのに一番いい方法が、お風呂に入ることです。

 

お風呂は冷え性を改善するだけでなく、血行を促進し、新陳代謝を活発にし、体内の老廃物や疲労物質の除去を促します。
お風呂に入ると、それだけで身もココロもサッパリするもの。「お風呂は命の洗濯」ともいわれます。冷え性が気になる方は、ゆっくりお風呂に入ってリラックスし、カラダも心も温める習慣をつくることをおすすめします。

 

・温まるお風呂の作り方
近頃では、お風呂を沸かすのが面倒だとか、時間がないという理由で、浴槽に浸からず、一年中シャワーだけで済ませているという人も増えているようです。 けれども、冷え性を本当に改善したいと思ったら、浴槽に浸かる効果は無視できません。シャワー浴は、部分的に水圧をかけることができるので、マッサージ効果は少しありますが、カラダを温める効果はほとんどありません。身体の芯まで温めたいのなら、お湯を浴槽に溜めてゆっくり浸かって温めるのが一番なのです。

 

・効果がある入浴法
お風呂のお湯の温度は、ぬるめが効果的です。お湯の温度は熱い方が温まる感じがしますが、熱いお湯は交感神経を刺激してしまって血管が収縮し、皮膚だけしか温まりません。それに、お湯が熱いと、お湯に長時間浸かっていることができません。長時間入浴して、カラダの芯まで温めないと、お風呂から出た後にすぐに湯冷めしてしまって逆効果です。

 

冷え性に効果的なお湯の温度は38℃〜40℃。ぬるめのお湯に、15分以上入浴するのが理想的です。ぬるめのお湯はカラダにもやさしく、副交感神経が働いて血管を広げます。それによって、血液の循環が良くなるのです。お湯に浸かる時には、肩まで浸からないこと。寒い冬などは、どっぷり肩まで浸かってカラダ全体を温めたくなりますが、カラダ全体を温めると上半身が先に温まってしまい、カラダの冷えを最も感じやすい足先が温まる前にお湯から出ることになってしまうのです。お湯に浸かる時は、下半身を中心に温めるように心掛けましょう。また、お湯の中で足の指を開いたり閉じたりするのも効果的です。足の指の付け根には、自律神経の通り道があり、ここを動かすことで自律神経を活性化させ、血液の流れが良くなります。カラダを洗いながらマッサージを行うのも効果的。ほんの少しの工夫で、湯上がり後の温かさの持続時間が違ってきます。

 

・おすすめ入浴グッズ  
冷え性改善のためには、毎日お風呂に浸かってしっかり温まりたいものですが、15分というのは意外に長いものです。そこで、長風呂は退屈、という方に、バスタイムを楽しく過ごす方法やグッズをご紹介します。まず、オーソドックスでお金を使わない方法は、歌。お風呂の中で鼻歌でも歌ってみると、いつもより上手に聞こえて気分も上々、意外にストレス発散できるようです。読書の好きな方なら、雑誌や文庫を持ち込んでの読書タイムは?本が濡れるのが心配という方にはお風呂用のブックスタンドがおすすめ。いつも見ているドラマが見たい、という方には防水加工のテレビ、音楽好きの方には、防水加工のCDプレーヤーがあります。好きなことをしながらの「ながらバスタイム」なら、退屈な時間もあっという間です。

 

どうせならお風呂をゴージャスに、という方なら、ジャクジー導入もいいかも。他にもお風呂用のマッサージグッズなど、たくさんの入浴グッズが販売されています。この機会にお気に入りのグッズを見つけて、バスタイムを贅沢な寛ぎの時間に。