2、ニンニク

 

低温で加熱して油と一緒に摂ると血液サラサラ成分が増加する!

ニンニクの、香り成分は血流促進&代謝アップに大変有効!

ニンニクを食べると元気が出るというのは気のせいではありません。
含まれる香り成分が、血液をサラサラにしたり、疲労回復をはじめ、さまざまな生活習慣病、さらにがん予防にも威力を発揮します。
冷えを撃退するのも、香り成分のおかげなのです。ニンニクに含まれるアリシンという臭い成分は、それ自体も血液をサラサラにする働きを持つが、低温で加熱すると変化し、さらに強い抗酸化成分となって血液サラサラパワーがアップします。血液がサラサラになれば、当然血流がよくなり冷えの改善につながります。
アリシンは、熱・エネルギーを生み出す代謝に不可欠なビタミンB1の体内での持続性を高め、吸収率のいい形にする働きもあります。夏バテ防止のために食べる豚のショウガ焼きは、ビタミンB1を多くを含む豚肉とニンニクを一緒に摂るメニューの代表です。熱エネルギーが身体にめぐり元気が出るという訳です。

賢く摂るコツ

100℃以下でじっくり加熱調理

 

強い抗酸化力を持ち、血液サラサラパワーが強い成分は、ニンニクを100℃以下で加熱することでできます。冷え解消のためにニンニクを食べるなら、揚げ物より煮込みで摂るのがベターです。

上手に保存する方法

オイル漬けにしておけば調味料としても手軽に使えます。

 

ニンニクは通気性のいい状態で保存するのが基本です。香り成分は油に溶けるため油漬けで保存するのもおすすめです。熱湯で湯せんした油に皮むいたニンニクを漬ければ血流促進作用の強いニンニクオイルが完成します。

 

意外と香り控えめなためドレッシングやタレとして手軽に使えます。

知っておきたい有効成分

抗酸化力のある香り成分が血液をサラサラにする

 

香りのもとである硫黄化合物が冷え改善に大変有効です。生の状態で切ったり刻んだりすると出てくるアリシン、イソシオチアネートは強い香りがあるが、100℃以下の低温で加熱をするとできるアホエンやスコルジニンには香りは少なく、代わりに血液をサラサラにする作用が強くなります。いずれも強い抗酸化力を持っています。