1、生姜(ショウガ)
温め力のヒミツは辛味成分にあり!
ショウガは、皮ごと使って加熱処理をすれば温める力が数段アップします!
人気上昇中の生姜(しょうが)は、日本人にとってはとても馴染み深い食材です。冷や奴にはおろしショウガが定番だし、寿司や牛丼にもショウガを添える。ショウガ湯で身体を温めるのも昔からの知恵。そんなショウガの実力には栄養学的に見ても本物。辛味成分のジンゲロールやショウガオールは、交感神経を刺激して熱を生み出す。そのパワーは唐辛子のカプサイシンと同程度とも言われています。さらに抗酸化成分が血液をサラサラにして血流をよくする作用もあります。
摂り方のポイントは・・・
@皮ごと使用
A加熱する
の2点。ショウガの温め成分は皮付近に多く加熱によって増えるため、例えば朝の味噌汁や仕事の合間に飲む紅茶に皮ごとすりおろしたショウガを入れるだけで温め効果は数段アップするのです。
賢く摂るコツ
温め成分が多い皮は捨てずに使うのが鉄則
身体を温める成分は皮にたくさん含まれているため、皮を捨ててしまっては大事な成分が台無しになります。汚れをきれいに洗い流し、皮ごとすりおろせば多少硬い部分があっても大丈夫です。熱を加えればさらに温め力はUPします。
上手に保存する方法
すぐに使えるようおろし・千切りで小分け冷凍
ショウガは乾燥に弱いため丸ごとの状態で保存する場合はラップをして冷蔵庫の野菜室へ。また、すりおろし、千切りにして小分けし、ラップで包んで冷凍しておくのもおすすめです。小さじ1程度で小分けしておけば、お茶や味噌汁に少し入れたい時に大変便利に使用できます。
知っておきたい有効成分
辛味成分が身体を深層部から温める
ショウガに含まれる辛味成分は数種類ありますが、最も多く含まれているのがジンゲロール。殺菌力に優れ、免疫力を高める作用があります。
ジンゲロールは加熱すると一部がショウガオールに変化。ショウガオールはジンゲロールに比べて温める力が強く、身体を深層部から温めるのに大変有効です。
温め力は摂取後約3時間持続すると言われていますので、冷えがひどい人は飲み物に入れるなどしてこまめに補給するといいでしょう!