骨盤がゆがんだまま固まってしまうとさまざまな不調が起こります。
骨盤のゆがみが原因で、冷え性 むくみ 皮膚のカサつき 子宮や卵巣の不調 肥満 肩こり 腰痛に自分の動きがわからないなど骨盤のゆがみからは想像もできない症状もあり注意が必要です。

骨盤がゆがむと・・・

血行が悪くなる
骨盤がゆがむと周囲の筋肉も硬くなりその中を走っている血管を圧迫することで血行が悪くなります。血行不良は冷え症の原因であるのはもちろん老廃物はむくみやセルライト、皮膚のカサつきにもつながります。下半身の血行不良は子宮や卵巣の機能低下にもつながるため、生理不順や生理痛、不妊、流産などを引き起こす可能性もあります。

 

冷え性 むくみ 皮膚のカサつき 子宮・卵巣の不調 肥満

 

深く吐けなくなる
深く吸うことはできても吐くことができないという人がいる。これは骨盤(股関節)のトラブルが原因の可能性があります。股関節が正常に可動しないと身体はバランスを取ろうとします。そのひとつがゆがんだ骨格の調整です。緊張が強くなった筋肉でその場所を固め連動する場所を伸ばすなどの調整をして、全体として収縮のバランスをとる。
股関節が固まっている人の多くはその分背中が丸まり、前かがみの姿勢になります。そのため身体の前面が縮まって内臓を圧迫。その結果肺の下にある横隔膜の動きが鈍り、呼吸が浅くなりうまく吐けなくなるのです。呼吸が十分でないと新陳代謝が低下し、太る原因になります。同時に股関節の動きが悪くなると腰まわりの筋肉を固めるので身体のバランスが不安定になり新陳代謝が落ち、余分な脂肪がつくことにもつながります。

 

肥満

 

猫背になる
股関節が固まると身体の前面が縮まり背中がのびて猫背になります。そうすると背中を真っ直ぐにする筋肉群が働かなくなり結果として骨盤がゆがみ手足の可動域が狭くなって上半身と下半身の連動が悪くなります。全体に動きが小さくギクシャクします。骨盤がゆがんでいると股関節はますます圧迫され老廃物を排泄できずにむくみの原因にもなるのです。

 

むくみ

 

肩甲骨が固まる
猫背になると肩甲骨の動きまで制限されます。肩甲骨の動きが鈍くなると肩甲骨と背骨をつないでいる筋肉が固まってしまう。さらにパソコンを作業するなど現代の生活では前かがみの姿勢が増えているため血液は滞り、慢性的な肩こりの原因にもなります。
同時に背中の筋肉が固まって腰痛を引き起こし背骨と関係する神経を介してさまざまな病気の原因になります。

 

肩甲骨は昔、骨盤と同じ役割を持っていました。この肩甲骨の動きが肩こりのカギです。
肩甲骨を支える筋肉が固まってしまうと肩こりになります。

 

肩こり 腰痛

 

下半身の知覚が鈍くなる
人類が四足歩行をしていた時は骨盤と肩甲骨は「歩く」という同じ役割をもっていました。二足歩行になってからは腕を動かすという新しい役割のため、肩甲骨はより広い可動域が必要になった。手は細かい作業をこなす部位ということもあり、肩甲骨まわりの知覚神経は鈍いです。骨盤に不調をきたしている人は神経がより鈍り下半身の動きを感じられないこともある。

 

四足歩行をしていたころは、同じ役割だった骨盤と肩甲骨。二足歩行となり直立姿勢になったことで、機能の違いとともに知覚神経の鈍さの違いも大きくなったのです。

 

自分の動きがわからなくなる