足裏には身体の情報がいっぱいあります。足裏は心と身体の状態を映す鏡とも言われています。
冷え症だけでなく身体の不調な箇所までわかるほどの反射区があります。足裏マッサージで全身の調子を整えましょう。
足裏をマッサージする時間は自分と向き合い自分を愛しむための時間でもあります
足裏からのトータルヒーリング
足裏の刺激が健康維持や増進につながる理由は大きく分けて二つ。
一つは、足裏には身体の器官が反射投影されており、反射区という存在でそれぞれの器官とつながっているためです。足裏を刺激することで間接的に全身の器官に働きかけ、機能を活性化させます。
もう一つは、血行を促すためで、心臓から送り出された血液は重力に従って足元へと流れます。血液を心臓へ送り戻すポンプの役目がある足の筋肉が活性化するとその機能が高まります。血行がよくなると、体内の老廃物をスムーズに排出できるうえ人間が本来備えている免疫力や自然治癒力のアップも期待できるのです。また、心への作用も大きく疲れている時や落ち込んでいる時、手の温もりを感じると心が自然と穏やかになるのを感じるはずです。
足は健康のバロメーター
足裏からわかること
足には、その人自身が表れるとも言えます。
足から読み取れる身体の不調や性格的な傾向と要素を案内します。
足裏の状態は心身の影響で変化します
足の状態は人によってさまざまです。体質による違いもありますが体調やストレスの度合いで変化することもあるほどで「足は語る」という言葉があるほどです。足にはその人の健康状態が表れます。普段は足の温かい人が冷えを感じたら血行不良やエネルギー不足、反対に普段は足の冷たい人がほてっているようなら過度の疲労やむくみが原因かもしれません。
足裏の感触も身体の状態を知る目安になります。不調のある器官の反射区を刺激するとクリスタルデポジットと呼ばれる固まりを感じる。いわゆるこりのことで不調が深刻であるほどほぐれにくいです。心身を健康に保つには変化に気づけるよう日頃の足裏のチェックがとても大切です
マッサージをする際には同時に足裏の状態も確認するといいでしょう。。
温度
普段よりも足指、特に指先が冷たいと感じるときは血流が滞っていたり身体がエネルギー不足の状態と考えられます。また、全身の中で足裏だけが温かくほてっているようならストレスや疲労、精神的な緊張など心に負担を抱えているのかもしれません。合わせてくるぶしを確認し、くるぶしの下あたりが膨らんでいれば足がむくんでいる可能性もあります。生まれつき足裏全体が冷たい人は、気が弱くて内気な性格という傾向が見られるようです。
硬さ
足裏全体がコチコチに硬く押しても刺激を感じないような人は、過度のストレスや睡眠不足、体調不良が原因かもしれません。刺激しても痛みを感じない場合は、こりすぎてマヒ状態になっている可能性があります。反対にグニャグニャと軟らかい人は、運動不足の可能性が考えられます。過度な筋肉量のある足裏を目指しましょう。
汗の量
先天的なものではなく足裏の汗の量が急に増えた場合は、精神疲労やストレスを抱えている可能性があります。過度の緊張状態が続くと足裏が汗ばみやすくなります。また、足裏全体がザラザラしている場合は、足に合っていない靴を履き続けていることが原因かもしれません。合わない靴は足を圧迫し負担になってしまいます。角質とは違うザラつきを感じたら自分の靴を見直してみましょう。
足の幅・大きさ
足の形から性格の傾向がある程度わかります。足が大きい人は気持ちが寛大でおおらか、小さい人は用心深くて心配性な人が多いです。また、足裏が狭い人は穏やかながら神経質、広い人は要領がよくて勤勉、まじめな性格が多いと言われています。あくまでも傾向ですが、自分や周りの人の足を見比べてみると面白いです。
タコの有無
高いヒールの靴や足に合っていない靴を履き続けることで足に過度の負担がかかると、足裏を守るためにタコができます。タコができたら靴を変えるなど負担をなくす工夫をしましょう。親指のつけ根の下にタコ(ヒールダコと呼ばれる)ができると、甲状腺の反射区がうまく刺激されず、自律神経に不調が表れたり、ホルモンバランスが乱れる原因にもなり得ます。タコを予防するためにも自分に合った靴を選びましょう。
足チェックを毎日の習慣にしましょう
身体にたまった疲れや不調に早く気づくためにも、自分の足や足裏に変化はないか等,、日頃から確認しておくと安心です。
□足の硬さに変化はないか?
□足首の硬さに変化はないか?
□足指の硬さに変化はないか?
□アキレス腱の伸び方に変化はないか?
□むくみやほてりはないか?
□足を触ったときに痛みはないか?