体の中の水分が排泄されずに過剰になったり、部分的に偏ったりすることで痛みなどの障害を引き起こし冷えを招きます。
また冷えることに水毒にもなりかねません。

 

これが肩こり腰痛などの要因でもあるのです。


肩こり・腰痛 水分の過剰摂取や偏りが原因

水分の過剰摂取や偏りは 冷え と 水毒 のスパイラルを招く

 

肩こり・腰痛

 

水分バランスを整えて 冷えと痛みを解消する

 

ひとが二足歩行始めたことで、肩こり・腰痛の長い付き合いが始まったと言われています。重い頭を首、背骨、腰で支えなければならないからです。ですからパソコン操作など長時間同じ姿勢を続けると、負担を強いられる首や腰の血流が悪くなり筋肉が張り、神経を圧迫してこりや痛みを引き起こすことに繋がります。骨や内臓の異常、精神的なストレスが潜むこともあるので、不安なら迷わず専門医の診断を受けるのがいいでしょう。

 

漢方では痛みは冷えと水毒により起こると考えています。
体の中の水分が排泄されずに過剰になったり、ある部分に偏ったりすることで、痛みなどの障害を引き起こし冷えを招きます。反対に、冷えることにより水毒になることもあります。

 

水毒を改善するには、ストレッチ体操や筋肉そのものを鍛える適度な運動が有効です。血行不良は筋肉の低下によっても起こるからです。
肩こりなら上半身を、腰痛は下半身を意識して鍛えましょう。体を温め、利尿作用も高めてくれる半身浴もおすすめです。38〜41度の湯に30分程度を目安に行ってください。

 

食材ならば血行促進と鎮痛効果のある、生姜がイチオシです。
紅茶に皮ごとすりおろした生姜と黒砂糖入りのしょうが紅茶、これに発汗作用のあるくず粉を加えれば、より効果が得られます。
1日に2〜4杯はとりたいところです。腰痛改善には山芋や人参、たまねぎなどの根菜類を食べるように心がけましょう。

冷えとりポイント

生姜を活用しよう!

湿布や薬にしても効果絶大

 

生姜を湿布や薬湯として応用すれば、痛みや毒素をとるのに大変有効です。
生姜湿布はしょうがを煮出した液にタオルを浸して軽く絞り、患部に当てます。その上にラップをかけ、さらに乾いたタオルをのせます。
薬湯はおろした生姜を布袋に入れ、湯船につけるだけでOKです。