冷え対策は 質のいい眠りから

冷えの対策 質のいい眠りで身体をいたわりましょう!

 

健康のための睡眠は量より質が大切です。質のいい眠りは心身の疲れをとり、身体をつくる。血のめぐりをよくするために欠かせない筋肉の修復・生成がもっとも活発になるのも睡眠時です。免疫も高まります。睡眠は心身両面から冷えの改善に役立ちます。人間は、人生の3分の1を睡眠に費やすと言われています。ただし、健康のためには長い時間眠ればいいというわけではないのです。

 

大切なのは睡眠の質です!
心身の健康には質のいい睡眠が欠かせないのです

正しい生活から生まれる質のいい眠り

睡眠には大きく分けて3つの役割があります。

 

1つ目は、疲れから心身を回復させることです。
脳の疲れは、眠ることでしか取り除くことでしかできない。脳が休み、安静な状態になれば、身体もリラックスでき、疲労から回復できる。
2つ目はホルモン分泌する働きがある。成長ホルモンを分泌する働きがある。
成長ホルモンは睡眠中に分泌されるが、血をつくり、血のめぐりをよくするのに欠かせない筋肉の修復・生成がもっとも活発になるのもこの時なのです。
3つ目は免疫力を高めること。
睡眠中は興奮状態につながる交感神経の緊張がほぐれ、鎮静状態につながる副交感神経が働く。その結果、免疫細胞の働きも活性化し、免疫力が高まる仕組み。発熱時に眠くなるのは、免疫細胞を活発化し、細菌やウイルスと闘うための身体のメカニズムと言える。特に女性の場合、筋肉量の不足が原因で冷えを起こしていることは少なくない。また心を乱すストレスも冷えの原因の一つ。

 

きちんと眠ることは、心身両面から冷えの改善に役立つのです。

 

人間の体内には生体時計があり、それに合わせて体温や血圧、心拍数などは1日というサイクルで変化する。体内に睡眠物質がたまることで起こる眠気は体温の変化と深くかかわっており、体温が下がると副交感神経が優位になって眠くなる。通常、人の体温は午前3〜5時ごろに最も低くなり、この時間が一番眠くなるのです。熟睡するには、体内リズムを一定に整えることが大切です。体内リズムの乱れは不眠につながります。快適な睡眠環境を整えると同時に、できるだけ規則的に睡眠時間を確保することを心がけましょう。

よい眠りのためのQ&A

毎日欠かせない睡眠について知っているようで知らないことは意外と多いです。
質のいい睡眠を手に入れるための疑問を解決しましょう。

 

Q、自分に合う枕はどうやって選ぶ?
A、めむる姿勢は、背骨が自然なカーブを快適に保てるかどうかがポイントです。
そもそも人間の身体は、背骨のS字カーブをクッションにして重い頭を支えているのです。そのため、仰向けになるとどうしても腰が地面から浮いてしまいます。その空間を埋めて、身体への負担を和らげるのが枕の役目なのです。枕を選ぶ時は、頚椎(首)の深さが収まる深さをまず確認します。高すぎると背中が浮き、肩こりやいびきの原因になります。低すぎると頭が心臓より下がり、血行不良で顔のむくみや浅い睡眠を招くので気をつけたいところです。

 

Q、上手な昼寝の仕方は?
A、昼寝の時間は、寝入りばなのノンレム睡眠に当たる15分〜20分間程度が目安。
横になる場合も、ウトウトと机にうつ伏せて寝る場合でも、蓄積した睡眠物質を分解することで、起きた後は頭がすっきりする。昼寝をしても夜の寝つきが悪くならないよう昼寝は14時ぐらいまでにするのがおすすめ。

 

Q、カフェインを摂ると本当に眠くなくなる?
A、カフェインを含むコーヒーなどを飲むと眠れなくなるのは本当の話です。
カフェインは神経を興奮させるため、眠くなくなってしまうのです。個人差もあり濃さにもよりますが、コーヒーの場合、カップ2〜3杯量に含まれる150mg以上のカフェインを摂ると寝つきが悪くなると言われています。

 

Q、寝だめすると眠くならない?
A、睡眠は蓄積した睡眠物質を分解するものなので、いくらたくさん寝ても、その後にたまる睡眠物質を分解することはできません。
寝だめはむしろ体内リズムを崩すため、身体のだるさを感じる原因になり得る。良質な睡眠には、規則正しく睡眠をとることが欠かせない。

 

Q、眠りにいい食べ物ってあるのですか?
A、個人差はあります
たとえば牛乳には鎮静作用のあるたんぱく質(モルヒネ様ペプチド)や、眠りをコントロールするセロトニンの生成に欠かせない物質(トリプトファン)が含まれており、サニーレタスには眠気を誘う物質(ラクッシン、ラクットピコリン)が含まれています。納豆や豆腐など、神経性の不眠に作用するビタミンB12を含む食べ物もあります。

冷え対策は 質のいい眠りから!記事一覧

ただゴロリと横になるだけでは、快適な睡眠は得られません。理想の睡眠を得るために、よりよい寝具で睡眠環境を整えましょう。最適な寝具を選ぶことは快適な眠りへの第一歩いい睡眠は脳と身体の疲れを癒し、ストレス発散につながります。ただ、睡眠でしっかり休養をとるには、単に睡眠時間を確保すればいいわけではなく、快適で質のいい眠りをとることが必要です。睡眠に適した寝具を選ぶほか、生活習慣などを含めて見直し、整える...