驚くほどのパワー。。生姜についてこれまでの研究で確立された18の効能!
・生姜が治す18の症状
生姜についてこれまでの研究で確立された効能
1)身体を温める作用
副腎髄質を刺激してアドレナリンの分泌を促し血液循環をよくして身体を温める。
2)免疫力を高める作用
好中球(白血球)の数を増しその働きを促進させて免疫力を増強させる。
3)発汗、去痰(タンを取り除く)作用
血管を拡張して血行をよくする上に、体内のさまざまな管や腺組織を刺激して発汗や去痰作用を発揮。
4)鎮咳作用
去痰を促しまた脳の咳そうに作用してセキを鎮める。
5)解熱作用
生姜にはアスピリン(解熱・鎮痛薬)の80%程度の解熱効果がある。ナポリ大学のN・マスコーロ博士によると生姜の薬効成分が「プロスタグランデイン」(体の機能をいろいろな場所でコントロールしているホルモン物質)の生成を抑えることにより解熱を促すという。
6)鎮痛・消炎(炎症を消し去る)作用
前出のスリワスタワ博士は1日3〜10gの生姜の乾燥粉末を投与することにより「アスピリン」や「インドメタシン」などの消炎・鎮痛剤もほぼ同等の効果はあるが化学薬剤には胃炎や胃潰瘍を起こす可能性がある。その点、生姜は逆に胃壁を守る作用もあるのでより効果的であるといえます。
7)血液凝固の抑制作用
生姜は血小板のねばり性を抑えて、その凝集を抑制して血栓を防ぎ脳もアスピリンのように胃潰瘍の原因となったり、白血球が減少するなどの副作用は生姜にはないということだ。
8)強心作用
生姜は心筋を刺激することにより心筋の収縮力を高め、脈拍をゆっくりと低下させる。血圧も10〜15mmHgくらい下がることが多い。この強心作用は現代の代表的な強心剤「ジギタリス」に似ている。
9)消化・吸収能力を高める
生姜は胃腸の内壁の血液循環をよくして、胃腸の働きを促し消化吸収を高める。また、胆汁の分泌を高めビタミン、ミネラルの活性を増します。特に「ジンギベイン」という強力なタンパク質消化酵素は、パパイヤに含まれるタンパク質分解酵素「パパイン」やパイナップルに含まれるタンパク質分用にも優れている。中華料理の肉料理に生姜が使われるのもその理由からだ。また抗生物質の働きを高める作用や、駆虫作用に優れている。
10)抗潰瘍作用
生姜には少なくとも7つの抗潰瘍成分が明らかにされている。胃潰瘍の原因菌とされるヘリコバクター・ピロリ菌をはじめ、大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などの食中毒菌に対する殺菌作用を持っている。
11)鎮吐(吐き気を取る)作用
デンマークの水兵80人を使った実験で、生姜は船酔いを防ぐことがわかった。また、1987年米国アラバマ大学からは、船酔い、つわり、抗がん剤による吐き気に対して生姜が著効を示すという研究結果が発表されている。ロンドンのセント・バーソロミュー病院は「手術後の麻酔からさめた患者の激しい吐き気
に対して鎮吐剤を処方するより、生姜を飲ませたほうが効果的である」と発表している。これは生姜の辛味成分「ジンゲロン」の作用のためだ。ちなみ「ヨーロッパ産婦人科会誌」に、毎日1gの生姜粉末をつわり症状のひどい30人の妊婦に飲ませたら著効を示した。という論文が掲載されている。
12)抗菌、ウイルス、抗真菌、抗寄生虫作用
生姜には風邪ウイルス気管支炎、肺炎などを起こす細菌類、カンジダや水虫などの真菌に対して抗菌作用を示す。ほかに回虫、フィラリアなどの寄生虫をも駆遂する働きがある。また魚に寄生している「アニサキス」を体内に摂取すると激しい腹痛発作が起こることがあるがこうしたアニサキスにも生姜は効く。寿司屋のガリ(生姜の甘酢漬け)は大いに食べるべきなのだ。中国の山東省の病院からは「赤痢患者に生姜10gに黒砂糖を混ぜた湯を毎日飲ませたところ70%の患者が5日以内に治癒した」という報告があった。
13)「めまい」に効く
米国ユタ州のブリガム・ヤング大学で、被験者を回転椅子に座らせて6分間回すという実験をした。めまい止めの薬(ドラマミン)を投与したグループ12人は、平均4分で「めまい」のためダウン。一方回転椅子に乗る30分前に1gの粉末生姜を与えたグループは12人全員が6分間の回転に耐えられたという。生姜は内耳の血行をよくして、めまい、耳鳴りを防ぐ働きがあるのだ。
14)血中コレスレロールの低下作用
生姜のジンゲロールの胆汁排泄促進作用により、血液中のコレステロールが低下する。(1985年京都大学、山原博士ら)
15)生殖機能の改善
生姜は男性の精子の運動率を高め、また、女性の生理不順を改善して不妊症に効果を発揮する。
16)酸化防止作用
生姜は数多くのスパイスの中で「最大の酸化防止剤」であるとされている。つまり最高の抗酸化剤ということになる。炎症、がん、アレルギー、自己免疫疾患などのほか、老化も体内で発生する活性酸素が深く関与しているとされるが抗酸化作用の強い生姜は万病の予防、改善に役立つ
17)脳の血流をよくして「うつ」に効く
漢方医学では2000年も前から生姜には「気を開く」、つまり「うつ気分」を改善する作用があるとして「気の病」の特効薬、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の構成成分として用いられている。
18)解毒促進、体内浄化
体内に食物(食毒)、血液(お血=汚血)、体液(水毒)、エネルギーが過度に蓄積している場合、生姜を飲用すると血液の循環がよくなり体内にある60兆個の細胞の活力が増す。また、発汗、排尿、排便を促して毒素を排泄し、体内の浄化をする。